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ロンドンのサパークラブ

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ロンドンにもやっと、春が来たようです!気温は連日13度を越え、控えめに咲いていた春の花々、桜や杏、アーモンドや水仙が嬉々として咲き誇っている感じ。
今週中には、モクレンの満開もみられることでしょう(モクレン、ロンドンに意外と多いのです)。

さて、今回は、ロンドンのサパークラブについてご紹介致します。
2008年終わり頃より静かなブームを呼んでいるサパークラブ、新しいレストランのかたちとして、その人気は定着しつつあるようです。自慢のマイレシピを披露したり、料理を通して自分の世界を表現したい人たちが、自宅のリビングルームなどを開放して手料理を振る舞います。
自分のブログにレシピを載せることから始まって、ご近所さんを呼んで料理を食べてもらう形のサパークラブに発展、好評を得てカフェやレストランを開く、なんていうトントン拍子の流れも、今では珍しくないようです。
サフォーク州の、まさにレシピブログから成功して店を構えるまでになった、人気パブに行ったことが有りますが、その美味しさに感動して、レシピブックまで買って帰ってきました。
(British Larderというパブ。http://www.britishlarder.co.uk/the-doors-are-open/#axzz2QZM5IHEv)
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サパークラブの良さは、隠れ家的な空間で、初めて顔を合わせる人同士、料理を話題に盛り上がりながら食事を楽しむことができる、という所でしょうか。
最近ではサパークラブの場所も、シェフの自宅だけではなく、ハウスボートや倉庫など様々な場所で工夫を凝らして行われているようです。
また、以前は大概のサパークラブは親しい友人同士のものか、評判が口コミで伝わり紹介制で参加できる、パーソナルなものでしたが、ここ数年のブームの影響でネット上でのサイトもでき、参加しやすくなりました。
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私も、友人がサパークラブを始めた時に参加したことがあります。
ハックニーのお店のひと部屋を借りて、10人程のゲストを呼び、5コースの創作和食を振る舞う会だったのですが、そのお店は自給自足をテーマにしている、ちょっと変わったお店。卵をとるためにお店の屋上で鶏を飼っていたり、食用ティラピアの水槽がびっちり並んでいたり、日光照明に照らされ続けるハーブやスプラウトのプランターが床から天井まで積み上っていたり…。そんな中で初めて会った人達と、お箸の持ち方を伝授しあい、和食のことからそれぞれの仕事、旅行、政治の話までおしゃべりし続けました。
私達のためだけに趣向が凝らされたメニューが考えられ振る舞われる贅沢感が心地よいし、一緒に美味しいものを同じ食卓で食べていると、他の参加者とも簡単に親しくなれて、ちょっとしたシークレットパーティーのようでした。機会があれば、また参加したいと思っています。

ロンドンに旅行の際は、レストランで味わえない経験ができる、サパークラブに参加してみて下さい!

話題のサパークラブが見つかるサイトはこちら↓
http://www.londonpopups.com
by doriy2002 | 2013-04-16 17:49 | ラジオ原稿 | Trackback | Comments(0)
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