人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マーク・ヒックスのレストラン「Tramshed」

マーク・ヒックスのレストラン「Tramshed」_e0269389_97115.jpg

今週のロンドンは、珍しく連日平均最高気温が10度以上!
思わず、春が来た?!と期待してしまいます。日曜日には、滅多に無いこの爽やかな1日を満喫しなくては!と散歩に出かけましたが、皆思う所は同じとみえて、向かったショーディッチにはぶらぶらと午後を楽しむロンドナーでいっぱいでした。
昨年タイムアウト紙でベストレストラン(ニューオープン・肉部門)に輝いたレストラン「TRAMSHED」に寄ってランチを食べたので、早速ご紹介したいと思います。

トラムシェッドは、直訳すると電車(=トラム)置き場(=シェッド、車庫)。
ショーディッチには路面電車が走っていましたが、やがてバスに取って代わったため1930年代に廃止となりました。(かつて路面電車の駅だった場所には今、”オールドショーディッチステーション”というカフェがあり、その名残りを留めています)
レストランの建物は元々、そのトラムの発電施設として使われていたのが命名の由来です。
マーク・ヒックスのレストラン「Tramshed」_e0269389_8583517.jpg

レストランをプロデュースするのは、セレブリティシェフ、マーク・ヒックス。
彼はイギリス料理のスペシャリストです。伝統的な料理法を継承しつつ、イギリスらしい食材の中から最高のものを見極め、良さを最大限に引き出すことで知られています。
大手レストランチェーンの総監督シェフを17年間勤めた後、2008年に最初のレストラン「ヒックス・オイスター&チョップハウス」をスミスフィールドにオープンさせ、その後もOFM受賞のバーを含め7つのレストランを開店、次々と成功させて来ました。

また、マーク・ヒックスは、YBA(ヤングブリティッシュアーティスト)好きで、コレクターとしても有名。レイチェル・ハワード、キース・タイソン、ミランダ・ドノバンなどのアーティストのご贔屓で、レストランには彼らの作品が数多く飾られてきました。
そしてトラムシェッドも例外ではないのですが、このレストランでフィーチャーされたのはあのダミアン・ハースト!
常に物議を醸してきた彼の作品の中でも、代表的なのは「ナチュラルヒストリー」シリーズ(牛の親子やサメなどの動物をホルマリン漬けしガラスケースに閉じ込め展示したもの)なのですが、その巨大なインスタレーションのひとつが、ダイニングの中央で圧倒的な存在感を放っているのです。
悲しそうな瞳の雌牛とその背中に乗った鶏を見ながら、美味しいビーフとチキンを頂く…複雑な気持ちになりますが、これが現代美術なのでしょうか…。一見の価値はあると思います!

料理のメニューは、どれもとてもシンプルですが、それだけに自慢の素材の良さが際立った美味しさ。メインには丸ごと1羽のローストチキンか、250g~1kgのリブかサーロインステーキが選べますが、量が多いので皆でシェアして楽しむのが良いかもしれません。
ちなみに、ローストチキンはおとなしく横になっておらず、逆立ちして足をびよーんと伸ばした形でサーブされますので、ビックリしないで下さいね。
マーク・ヒックスのレストラン「Tramshed」_e0269389_854791.jpg

何だかとてもロンドンっぽい(?)レストラン、ご旅行の際には是非立ち寄ってみて下さい。
by doriy2002 | 2013-03-05 09:00 | ラジオ原稿 | Trackback | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード